迷子のポチ

落書きしちゃおう!

きれいなまつげ?

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息子が5歳の頃のことです。

 

 

お出かけの帰り道、車の後ろの席から、

息子の声が聞こえてきました。

 

 

「わあ~、きれいなまつげ!」

 

 

もう夜です。あたりは暗くなっています。

 

 

私はバックミラーをのぞいてみました。

 

息子がキラキラした目でこちらを見ています。

 

 

わたしのまつげのこと???

 

なんだか不思議な気分です。

 

こんな暗がりで、

しかも一日が終わろうとしているのに、

今さら「まつげ」をほめられるなんて・・・

 

 

いやいや、いつものやつだ!

きっと、「ああ勘違い~」に違いない。

 

 

思い直して、

いったい何を「まつげ」と間違えているのか考えました。

 

 

すると、また息子がいいました。

「まつげがピカピカ~!」

 

 

ピカピカ?

 

う~~~ん、なんだろう???

 

 

 ・・・と思っていると・・・

 

 

「まんまる~まつげ~」と息子

 

 

まんまる?

 

ひょっとして、わたしのこのつぶらな瞳のこと???

 

でも、目とまつげ、

いくら近くても言い間違えるかな???

 

 

あ、まゆげ?! 

 

いや、ピカピカでもまんまるでもないよね?

・・・私のまゆげ・・・

 

 ・・・と、またバックミラーをのぞきこむと・・・?

 

 

今度は息子は窓の外をにこにこして見上げています。

 

 

「きれいな ま・つ・げ~!」

 

 

・・・一体なんなの?

私のことではないの???

 

 

 

さて、そろそろわかりましたか?

 

 

わたしはわかりました。

 

 

わかっちゃいました。(⌒∇⌒)

 

 

それは・・・・・

 

 

ま・つ・げ・・・

 

 

ま・げ・つ・・・

 

 

ま・ん・げ・つ・・・

 

 

きれいな満月! 

\(^o^)/

 

 

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暗がりで石仏になったおばあちゃん

 

出産で実家に帰っていた頃のことです。

 

ひこ孫の子守りをするおばあちゃんの話です。

 

 

「この子はなにどしになるだいやあ?」

「ひつじだよ。」

「じゃあ、お父さん(当時60になった私の父)と一回りちがうだね?」

「いや、一回りってことないでしょ?」

「じゃあ、二回りかいやあ?」

 

(;・∀・) こんな調子のおばあちゃんです。

 

 

その日は、乳飲み子を置いて、

私は買い物に出かけようとしていました。

 

おばあ「どうどう、見ててやるから行っといで。」

わたし「大丈夫?」

おばあ「だいじょぶさあ。何人も育てただもの。」

 

お言葉に甘えて私は乳飲み子をおばあちゃんに預けて出かけました。

 

 

さて、夕方暗くなってから帰ると、

部屋は真っ暗です。

 

(?_?) どうした? どうした?

 

私は恐る恐るのぞきました。

 

 

すると、暗がりの中から、

息も絶え絶えにか細い声が・・・

 

 

「で、で、電気つけとくれや・・・」

 

 

私はあわてて電気をつけました。

 

 

そこにはスヤスヤ眠るひこ孫を抱いたまま、

石仏のように身動きせずに、

訴えるように私を見つめるおばあちゃんが・・・

 

 

おばあ「おら、こんな長い間、

    同じかっこうで動けないなんて初めてだ。」

 

わたし「おろして寝かせればいいじゃん?」

 

おばあ「それがなあ、泣いて泣いてどうしようもなかっただ。」

 

 

おばあ「乳首しゃぶらせても泣くし・・・」

 

 

わたし「え???おばあちゃんの?」

   (おばあちゃんもやるなあ~)

 

 

おばあ「なにバカせってる(言ってる)だあ!

    こんな乳でねえもんの乳首なんてしゃぶらせたって、

    冷たくてだめだに!」

 

 

わたし「だよね?だよね?」(どうやらおしゃぶりのことらしい。)

 

 

おばあ「それで、こしらえ乳やったけど、また泣くし・・・」

(※ こしらえ乳とは・・・ミルクのこと)

 

 

わたし「少しくらい泣かせておいても大丈夫だよ。」

 

 

おばあ「もーらしーだねー(かわいそうだ)おら、泣かしとけねーわ。」

 

 おばあ「それよか、早くこれなんとかしとくれや。

    おら、腕どうかなっちまいそうだ。」

 

 

 

いつまでも石仏のように、

口以外どこも動かさずに

ぼそぼそしゃべるおばあちゃんが、

私はもーらしくなって、

慌てて乳飲み子を抱き取ってやったのでした。

 

 

そのおばあちゃんは、今は天国。

 

石仏を見るたび思い出します。

 

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まゆげつながりの恐怖

 

私には妹が2人いますが、

今日は下の妹の話です。

 

私のまゆげは離れていますが、

妹のまゆげはつながっています。

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私は猫恐怖症ですが、

妹は猫と仲良しです。

 

そして、その妹と猫は、

ときどき

突拍子もないことをしでかします。

 

 

それは、私が娘時代、

朝寝坊をしたときのことでした。

 

「起きて!」

「起きて!」

「おねえちゃん、起きて!!」

 

いくら起こされても私は、

スヤスヤと気持ちよ~く眠っていたのです。

 

しばらくして、

ただならぬ気配を感じた私は、

ふと目を開けました。

 

 

ぎゃああああ!!!

 

 

目の前には、妹が連れてきた野良猫が、

大の字になって、

今にも私に襲いかかろうとしていたのです。

 

 

一気に飛び起きたのは、

言うまでもありません。

 

\(◎o◎)/!

 

 

その猫もまた、

妹と同じように、

まゆげがつながっていました。

 

 

 

いや、もしかしたら、

恐怖のあまり、

猫と妹の顔が、

重なってインプットされてしまったのかもしれません。

 

 

それ以来私は、

妹の足音で飛び起きるくせがついたのでした。

 

 

怖ろしや・・・

まゆげつながり・・・

( ;∀;) ( ;∀;) ( ;∀;)

 

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初めての入れ歯

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私の入れ歯の話ではありませんよ。

 

それはまだ娘時代の頃の話です。

 

 

その日私はいつのもように、

朝起きると洗面所へ行き、

顔を洗い、

歯をみがこうとしました。

 

すると、歯磨き用のコップの上に、

ふたがかぶせてあるのです。

 

?????

 

不思議には思いましたが、

まだ寝ぼけまなこの私は、

なんの躊躇もなく、

そのふたを開けました。

 

 

ぎゃあああ!!!

 

 

わかります?

 

わかりますね?

 

私がどれだけ驚いたか?

 

そこには、父の・・・

 

父の入れ歯が・・・

 

 

 

それは娘時代、

初めて生の入れ歯というものを、

この目で見た瞬間の

衝撃でした!

 

 

(世の中ではよくある話かもしれませんが・・・)

 

 

私が使う、

歯磨き用のコップに入れて

ふたをかぶせるなんて・・・

(◎_◎;) (◎_◎;) (◎_◎;)

 

 

勘弁してくださいよ~~~

 

お父さん!!!

 

 

 

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自由人の服の着方

 

自由人と言われる三男の話です。

 

20歳になって、

自動車の教習所へ通い始めた自由人。

 

それは残暑厳しい9月のある日のこと。

 

「いってきま~す!」と、

教習所へ出かけようとする自由人は、

なんとジャンパーを着ているのです。

 

普通半そででしょ?

 

私は母心で言いました。

 

わたし「今日は30度超すってよ。

    そんな恰好じゃあ熱中症になっちゃう!

    上着脱いでいきな。」

 

自由人「だいじょぶ だいじょぶ」

 

わたし「いやいや、暑くて大変だから、

    ね?脱いできな!」

 

自由人「だいじょぶだって・・・」

 

わたし「いやいやいや、

    脱いでいきなさいよ!」

 

自由人「いいの いいの」

 

 

強情だなあ・・・と思って諦めかけると・・・?

 

 

自由人「だってオレ、

    この下はだかだもん!」

 

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Σ( ̄□ ̄|||) Σ( ̄□ ̄|||) Σ( ̄□ ̄|||)

 

 

 

時は過ぎて、1月。

 

今度は成人式の日です。

 

「いってきま~す!」と、

出かけようとする自由人。

 

見ると、ワイシャツにネクタイ。

そして、上着は手に・・・

 

私はまたまた母心を出しました。

 

わたし「いやいやいや・・・・

    寒いでしょ!さすがに!」

 

自由人「だいじょぶ だいじょぶ」

 

わたし「冬だし。雪舞ってるし・・・」

 

自由人「だいじょぶだって・・・」

 

わたし「普通、スーツのジャケット着て、

    その上にコートでしょ!」

 

自由人「いいの いいの」

 

またまた強情な自由人。

 

もういいわ!っと諦めかけたとき・・・

 

 

自由人「だって、オレ、

    このシャツの下セーターだもん!」

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 \(◎o◎)/! \(◎o◎)/! \(◎o◎)/!

 

 

私は歌いましたよ。

 

そして踊りました。

 

こういうときは歌って踊るしかありません。

 

 

♪ ヤバイよっ! ヤバイよっ! ♪

♪ 夏は~ジャンパーの下はだか~ ♪

♪ ヤバイよっ! ヤバイよっ! ♪

♪ 冬は~シャツの下セーター~ ♪

♪ ヤバイよっ! ヤバイよっ! ヤバイよっ! ♪

♪ おかしい~~よ~~~~~ ♪

 

なんのメロディーかというと・・・

 

♪女々しくて♪のメロディーで・・・

 

~♪♪♪♪♪\(-o-)/♪♪♪♪♪~

 

いってらっしゃい! 自由人よ 

(-_-)/~~~

 

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3歳児健診

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息子を3歳児健診に連れて行ったときのことです。

 

 

まず内科検診がありました。

 

先生「はい、口開けて〜」

 

息子(素直に口を開ける)

 

先生「アーって声出して〜」

 

息子 ・・・・・・

 

先生「アーって声出してみて〜」

 

息子 ・・・・・・

 

先生「アーって声出すの!」

 

息子 ・・・・・・

 

(◎_◎;)

 

 

 

次に歯科検診です。

 

先生「はい、口開けて〜」

 

息子「ア~」

 

先生「声は出さなくていいよ」

 

息子「ア~~!」

 

先生「声は出さなくていいからね〜」

 

息子「ア~~~!!」

 

先生「だ、か、ら、声は出さなくていい!!!」

 

 

息子「ア~~~~!!!」

 

\(◎o◎)/!

 

 

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おとぼけばあちゃんの勘違い~空気の巻き~

 

初めての出産で実家に帰っていたときのことです。

 

 

初めてママになったわたしは、

マニュアル通り、

赤ちゃんにおっぱいを飲ませてから、

ゲップをさせようとがんばっていました。

 

ところが、いくら抱きかかえて

背中をポンポンしても、

ゲップが出ないのです。

 

 

初めておばあちゃんになった母が言いました。

 

「空気が入らないように、

 じょうずに飲んだんだよ。

 空気が入れば

 ケチョンケチョンいうもの。」

 

 

 

すると、

黙って聞いていたひいばあちゃんが

突然口をはさんできました。

 

「空気なくなりゃあ、

 カタンカタンいうよ。

 そしたら、

 空気入れてやりゃあいいだ。」

 

 

びっくりして、

今度は、初めておじいちゃんになった

父が言いました。

 

「そんな、

 赤ん坊に空気なんか入れりゃあ、

 怒られるど。」

 

 

しかし、

ひいばあちゃんはそんな言葉は無視して、

まるでスイッチが入ったように

しゃべりつづけました。

 

 

「自分で入れられなきゃ、

 自転車屋に持ってくだ。

 そうすりゃあ、

 ポンプですぐ入れとくれるよ。

 いらねせう(いらないって言われる)けど、

 百円置いてくりゃいいだ。」

 

 

 

そこで、もう一度父が言いました。

 

「だから、そんな

 赤ん坊に空気なんか入れりゃあ、

 怒られるど。」

 

 

 

すると、ひいばあちゃんは、

 

「なにせって(言って)るだあ!

 自転車と赤ん坊、取り違えて・・・

 人バカにするもんじゃねえ!」

 

と言って、

 

よたよたとその場から去って言ってしまいました。

 

 

~あらら~

 

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